研究報告書
公共サービスの再生と刷新で「不安社会」からの脱却を-安心を保障する有効な政府のために-
良い社会をつくる公共サービスを考える研究会中間報告
この小冊子『公共サービスの再生と刷新で「不安社会」からの脱却を一安心を保障する有効な政府のために』は、「良い社会をつくる公共サービスを考える研究会」の中間報告です。
この研究会は、公務労協が21世紀の公共サービスのヴィジョンを考えるために設置し、私たち研究者が協力して設けられたものです。
A5版版30頁/送料のみ
目次
はじめに:私たちは「良い社会」を目指す
1 いま、何が起きているのか?
「良い社会」に生きたい
皆が大きな不安のなかにいる
社会が持続するための公共サービス
安心を保障する有効な政府を
2 「もっと小さな政府」は日本を救うか
「極小の政府」を目指すのか
「囲い込み社会」の成立と解体
政府の大きさは経済成長を阻害するか
コスト削減という名のコスト転嫁
「もっと小さな政府」は秩序維持のコストを高める
「安心を保障する有効な政府」はライフチャンスを拡げる
「安心を保障する有効な政府」は競争力を高める
3 新しい公共サービスのためのヴィジョン
4つのヴィジョン
I 自立支援型のサービス
II ニーズ志向のサービス
III 開かれた補完性原理
IV ベスト・ミックス
4 安心社会をつくる公共サービスのための緊急提言
提言1 格差の広がりを防ぎ、未来への投資となる公共サービスを拡充すること
子どもたちを格差社会から救う公共サービスを
若者たちを周辺化させない公共サービスを
再挑戦を可能にするトランポリン型の扶助制度を
自治体にベスト・ミックスとニーズ熟議のためのネットワークを
新しい地域支援を
提言2 「小さな政府・重税国家」政策を中止し、公正な租税構造に改めること
提言3 「市場化テスト」導入に当たっては十分な議論を尽くすこと
提言4 公共サービスの情報公開、評価システムの確立など透明性を向上させること
提言5 公共サービスに携わる人々のディーセントワークを実現すること
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