単行本
ポスト福祉国家とソーシャル・ガヴァナンス
山口二郎・宮本太郎・坪郷實編著
ミネルヴァ書房・ガヴァナンス叢書[2]
2003年10月、「東アジア・ヨーロッパ・アメリカ進歩的研究者フォーラム2003」が、北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センター、早稲田大学国際福祉研究所、フリードリッヒ・エーベルト財団東京事務所ならびに生活研の四者の主催で開かれた。
本書は、同フォーラムに提出されたペーパーをもとに「ポスト福祉国家とソーシャル・ガヴァナンス」というテーマに沿って編集されたものである。
今日、グローバル化のなかで、20世紀の先進工業国を方向づけた福祉国家と社会民主主義を越えて、ソーシャル・ガヴァナンスともいうべき新しい制度と理念への転換が生じている。その転換の多様な側面を照射し、福祉・雇用政策の領域を中心に国際比較を交えつつ多角的に論じた。
ミネルヴァ書房刊
/A5版356頁
本体価格 3,500円
本書の内容
序 章 ソーシャル・ガヴァナンス-その構造と展開-
第I部 社会民主主義とソーシャル・ガヴァナンス
第1章 20世紀における社会民主主義とその未来
第2章 20世紀における社会民主主義とリベラリズム
第3章 2005年レジーム
第4章 日本の改革における「社会的」なものの意義
第II部 福祉国家と労働市場のガヴァナンス
第5章 グローバル経済下の国際競争力とガヴァナンス
第6章 「市民権」の政治
第7章 福祉国家の南欧モデルと日本
第8章 ブレア政権・労働市場の柔軟化・イギリスにおける社会民主主義プロジェクト
第III部 市民社会のガヴァナンスと社会運動
第9章 市民社会の社会運動へ
第10章 イギリスにおける社会民主主義と第三セクター
第11章 社会民主主義、労働市場と第三セクター
第12章 市民社会とソーシャル・ガヴァナンスの将来
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