2020年の「生活経済政策」のご案内(No.276~)
生活経済政策 2020年12月号(No.287)
明日への視角
- 未来への責任、未来への投資/遠藤誠治
特集 コロナとともにある危機
- はじめに/星野泉
- 学校一斉臨時休業の子どもたちへの影響とその後/寺脇研
- コロナ禍における日本の財政赤字の現状と課題/浅羽隆史
- 新型コロナウイルス対策の「奇妙な成功」と旧来型対応 — 行政対応能力と正統性の「危機」/菊地端夫
- 福祉・人権の危機 — COVID-19長期化がもたらす不安の蓄積と自助の懸念/安藤藍
連載 Brexit とソーシャル・デモクラシーの行方[6]
- スターマー労働党の展望/今井貴子
投稿論文
生活経済政策 2020年11月号(No.286)
明日への視角
- 首相、「対話」がお嫌いなのですか?/浅倉むつ子
特集 地方消費者行政の動向
- はじめに/伊集守直
- 地方消費者行政の現状と今後の課題/新川達郎
- 地方消費者行政の課題と取組の方向性/池本誠司
- 消費生活相談の現場が抱える問題と今後の課題/尾嶋由紀子
- 市町村における地方消費者行政の未来像/山田啓二
連載 財政を「共同の財布」に[6]
- ベーシックインカム論議についての雑感/高端正幸
書評
- 高橋均 著『 競争か連帯か—協同組合と労働組合の歴史と可能性』/金美珍
生活経済政策 2020年10月号(No.285)
明日への視角
- 批判の資格/杉田敦
特集 新聞にできること ー 安倍長期政権終焉後の課題
- はじめにーニュース空間への統制と社会の質/萩原久美子
- 広がるファクトチェック報道/滝本匠
- メディア不信に向き合う/日比野敏陽
- いま新聞に何が求められているのか―コロナ報道分析からの考察/瀬川至朗
- 新聞はどこへ行くのか―メディアの氾濫、情報管理の世界で/山田健太
連載 日本社会のこれまで・いま・これから[6]
- 個人のcapacityか大学のcapacityか/本田由紀
書評
- 佐藤 優・山口二郎著『長期政権のあと』/大門正彦
生活経済政策 2020年9月号(No.284)
明日への視角
- コロナ後の住まい/木村陽子
特集 新型コロナをきっかけに持続可能な社会を考える
- [特集解題]新型コロナをきっかけに持続可能な社会を考える — SDGs、ESG投資、企業のステークホルダーの変化を手掛かりに/駒村康平
- ステークホルダー資本主義と持続可能性/野崎浩成
- サーキュラー・エコノミーとESG投資/伊藤宏一
- プラットフォーム協同組合主義とコモンウェルスの未来/伊丹謙太郎
連載 アジアと福祉国家[6]
- コロナ危機のなかの韓国 — 社会保障制度の限界と新しい政策構想としてのベーシックインカム/金成垣
書評
- 井手英策著『欲望の経済を終わらせる』/劉佳
生活経済政策 2020年8月号(No.283)
明日への視角
- コロナ危機と気候危機/坪郷實
特集 公共崩壊~自治体はくい止められるか
- はじめに/杉浦浩美
- 公共領域の崩壊—「構造改革」からアベノミクスへ/森裕之
- 種子法廃止、種苗法改定で自家増殖一律禁止 — 脅かされる食の安全と地方からの抵抗/山田正彦
- 日本の水道事業における官民連携の現況と展望/宇野二朗
- 非正規公務員の現場で起きていること — 働き手の視点から/瀬山紀子
- 再公営化という選択—世界の動き/岸本聡子
連載 Brexit とソーシャル・デモクラシーの行方[5]
- イギリス労働党の再出発—その険しい道のり/今井貴子
書評
- 駒村康平 編著 『社会のしんがり』/菊池馨実
生活経済政策 2020年7月号(No.282)
明日への視角
- コロナ対応と政府・政治への信頼/住沢博紀
特集 危機の中で財政を考える
- はじめに/星野泉
- コロナ後の「財政の自治」再考 — 税源偏在是正、課税自主権、地方交付税/倉地真太郎
- 少子化からの脱却で真の財政再建を/中村稔彦
- 申請主義と財政教育 — 税と申請を権利として捉えるために/掛貝祐太
- 自治体における財源確保策としてのふるさと納税/神野浩明
投稿論文
連載 財政を「共同の財布」に[5]
- コロナ禍から、その先へ―「債務国家」への道?/高端正幸
書評
- 石塚史樹・加藤壮一郎・篠田 徹・首藤若菜・西村 純・森 周子・山本麻由美著
『福祉国家の転換―連携する労働と福祉』/浅井亜希
生活経済政策 2020年6月号(No.281)
明日への視角
- 災害と国家責任/高木郁朗
特集 官僚制批判を超えて
- はじめに/辻󠄀由希
- 官治・ネオリベ・危機—「リベラル」の苦境/野口雅弘
- 破綻の危機に瀕する行政機構 — 最近の文部科学行政の諸問題を切り口に/寺脇研
- 統治機構改革と官僚制—政治主導は正しかったか/田中秀明
- 官僚の不祥事はなぜ起きるのか—人事行政の課題から考える/出雲明子
- 現代アメリカにおける官僚制の統制とその課題/菅原和行
連載 日本社会のこれまで・いま・これから[5]
- 日本国憲法における「教育を受ける権利」と政府の義務/本田由紀
書評
- 本田由紀著『教育は何を評価してきたのか』/柳煌碩
生活経済政策 2020年5月号(No.280)
明日への視角
- 市民にとって望ましい社会とは?/禿あや美
特集 解散権
- はじめに/高安健将
- 日本国憲法における衆議院の解散の「生理」と「病理」/岡田信弘
- 英国の議会解散権と民主主義/田中嘉彦
- カナダの解散権—連邦制と立憲君主制のはざまで/岡田健太郎
- フランスの解散実例は「なぜ」少ないのか/糠塚康江
- イタリアにおける議会の解散権/池谷知明
- ロシア連邦の半大統領制と国家院/立石洋子
連載 アジアと福祉国家[5]
- 広がる「福祉国家的ではないもの」その2/金成垣
書評
- 水島治郎編『ポピュリズムという挑戦ー岐路に立つ現代デモクラシー』/𠮷田徹
生活経済政策 2020年4月号(No.279)
明日への視角
- プログレッシブな連帯を/中野晃一
特集 子ども子育て支援新制度で幸せか?
- はじめに/萩原久美子
- 子ども・子育て支援新制度は子どもたちの危機を救えるのか — 子ども・子育て会議の中間総括に関連して/櫻井慶一
- 最近の保育法制度改革について/田村和之
- 保育制度「改革」と幼児教育・保育の「無償化」/逆井直紀
- 「保育」の公共性再考—倫理的・政治的実践としての保育をつくる/塩崎美穂
- 新制度後の沖縄/二宮千賀子・山野良一
連載 Brexit とソーシャル・デモクラシーの行方[4]
- 2019年総選挙とイギリス政治の再編/今井貴子
書評
- 金子 勝・大沢真理・山口二郎・遠藤誠治・本田由紀・猿田佐世 著『日本のオルタナティブー壊れた社会を再生させる18の提言』/劉佳
生活経済政策 2020年3月号(No.278)
明日への視角
- 中・東欧諸国の過疎化/木村陽子
特集 ヨーロッパ左翼の現在—台頭する左派ポピュリズム
- 冷戦後ヨーロッパの左翼政党—ルーク・マーチによる比較分析/中北浩爾
- ドイツ左翼党—政党政治再編成の中での新たな役割/小野一
- スウェーデンの左派政党—社民党・左翼党・環境党の関係を中心に/渡辺博明
- フランス左翼の危機—変革へのオルタナティブは存在するのか?/畑山敏夫
- イタリア左翼政党の現在/池谷知明
- スペインとポルトガルの左翼政党—危機の中での再生?/武藤祥
連載 財政を「共同の財布」に[4]
- (続)何が嫌税感を生み出すのか/高端正幸
書評
- 田中辰雄・浜屋敏著『ネットは社会を分断しない』/堀江孝司
生活経済政策 2020年2月号(No.277)
明日への視角
- 原発は要らない/高橋伸彰
特集 2020年度政府予算の分析と課題
- [総論]「全世代型社会保障」への転換と防衛費増額/町田俊彦
- [各論Ⅰ]成長力強化重視の2020年度税制改正/片桐正俊
- [各論Ⅱ]財政再建下での新規国債発行減額とPB赤字増額の意味/江川雅司
- [各論Ⅲ]15か月予算で景気を下支えする公共事業予算/浅羽隆史
- [各論Ⅳ]社会保障関係予算の伸びの抑制と消費税増収分の活用/吉岡成子
- [各論Ⅴ]地方財政対策 危機に立つ地域への対応/星野泉
- [特論Ⅰ]中長期的にみた令和2年度予算/関口浩
- [特論Ⅱ]財政健全化はどう予算に盛り込まれたのか/兼村高文
連載 日本社会のこれまで・いま・これから[4]
- 理念なき「大学無償化」/本田由紀
書評
- 情報公開クリアリングハウス編『市民がつなぐ情報公開のこれまで・これから』/大門正彦
生活経済政策 2020年1月号(No.276)
明日への視角
- 主権者の覚悟/山口二郎
特集 欧州からみた英国のEU離脱問題
- 特集の「はじめに」に代えて/高安健将
- 薄れる関心、残る課題—フランスから見たブレグジット/国末憲人
- ドイツ、イギリス、EU—ヨーロッパ統合史の視座から/板橋拓己
- 英帝国崩壊の最終過程してのブレグジット — アイルランドからの視座/小舘尚文
- イタリアとブレグジット—二つのポピュリスト政党を中心に/八十田博人
- 英国におけるポーランド移民史の評価/宮崎悠
連載 アジアと福祉国家[4]
- 広がる「福祉国家的ではないもの」/金成垣
書評
- 山口二郎著『民主主義は終わるのか―瀬戸際に立つ日本』/小川有美